2.19-2022
『つるバラの手入れ』
春にたくさんの花をつけた後、新しいシュートを存分に伸ばしたつるバラ。
性質が強く手間がかからないのが、こうした生長の早いランブラーローズや原種系のつるバラの良いところ。
この春もきれいな花を楽しむために新枝の誘引や寒肥の施肥を行います。
6月に大まかに固定していたヒモをはずし、再度 不要な枝のチェックを。
細くて元気のない枝や枯れかかった枝、また残っていた古い枝を改めてカットします。
枝と枝が重ならないよう、枝全体に日が当たるように誘引するのがポイント
枝の下の方から誘引をはじめ、できるだけ水平になるように大きく広げて、麻ヒモでアーチやトレリスに結び付けていきます。
この時 枝先が水平より下がらないように気を付けて。
肥料を根元に
栄養を吸収するのは、先の方の細かい根なので根がありそうなところを掘って施肥を。
冬は根が休眠中なので神経質にならなくてもよいが、できるだけ根を傷つけないようにしながら、
掘り上げた土に有機肥料を混ぜて埋め戻します。
掘れない場合は上からまいてもいいですよ。
有機肥料で土壌環境をより良く
有機肥料は化成肥料と違い、その穏やかな肥効はバラの根に優しく、土中の菌類の働きを助け土の状態をより良く保ってくれます。
有機肥料の利点は、少しずつゆっくり効くこと、そして窒素、リン酸、カリといった主要栄養素に加え、
植物が生長するのに欠かせない微量要素が含まれていることです。
さらに微生物のえさとなり働きが活発になることで、土の団粒化が促進され良い状態に保たれるのでおすすめです。
まだまだ寒いこの時期、春を迎える準備をしながら
花咲き誇る情景を楽しみに順に手入れを進めております。
大阪 箕面のお庭専門店
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